土方が31歳からwebライター始めてみた

製造、土方をやっていて、パソコンすら持っていなかった31歳がwebライターを始めます。

開設

来年の一月からwebライターの仕事を始める。


このブログを開設した理由がそれだ。


今までやってきた仕事を振り返ってみる。


傷を埋め、平らになった壁に色をつける仕事。


20mを超える高さになるパイプを組み上げ、その上に乗ってネットを張る仕事。


建造物を破壊して、平らな土地に変える仕事。


ハンマーと釘を使って型枠を作り、そこにコンクリートを流し込む仕事。


流れてくるエンジンを検査し、不良が無いか確認する仕事。


他にもいくつかあるが、要は製造と現場仕事ばかりやってきた。


オフィスワーク?デスクワーク?というのかもよく分かってないが、そんな仕事をするのは初めてだ。


31歳。

地方出身の人なら共感してくれる人も多いと思うが、私が生まれた街ではだいたいの人がとっくに落ち着いている年齢。

昔に比べればそんなことはないだろうが男女問わず結婚してる人も多く、仕事では教える側にまわったり、責任が強く伴う役職にだったりする。


「挑戦」「情熱」みたいな言葉に呆れたり、嘲笑的なエッセンスがどこかに混じってる人も少なくない。それを羨ましいと思う人も少なからずいれば、嫉妬で批判的な態度だったり、自分とは違う存在を受け入れようとしない誰しもが少なからず持ってる心を表現する人もいる。


ただ年齢の近い人、自分より若い人たちはまだ受け入れたり、良くも悪くも面白がったり、讃えたりもしてくれるから助かる。


その讃えや応援に、感謝をもてる自分は評価するが、間違った「悦」を感じてしまうことは本当に呆れる。

ただ、「悦」に浸る感情はいつまでも治らない。だから生まれ持った性格として諦めてはいる。


挑戦することも、現状を受け止め生きることも、どれもその人が良しとしてるかどうか、その人が幸せかどうかでしかない。


自分の価値は自分にしか決められない。

ただ、それを無意識に感じるようになるには何もかもが足りてないことを、今いるネカフェの巣での私の感情が教えている。


いつまでも物音がうるさい隣のおじさんに苛立ち、どう勘違いするのか、人のドアを開けて黙って締める刈り上げ大学生や、イヤホンから音が漏れに漏れてるマキホル好きの人間に舌打ちし、心の中ではその舌打ちが一時間は続いているのだから。